星雲・星団の中で相撲番付なみのランクをつけるとすれば、オリオン座のM42が東の横綱で、 M31が西の横綱といったところでしょう。 M31はちょうど満月を5つならべた大きさですから、数ある星雲の中でもいかにずばぬけて 大きいかがおわかりでしょう。最近は光害の影響が大きく、ちょっとした街の中では肉眼で見 ることはもう難しくなってきました。5cm7倍の双眼鏡で、空のよく澄んだ場所でながめる と都会ではおよびもつかない渦巻きの腕にあたる部分の淡い光芒が視野いっぱいにひろがって 実に迫力ある美しいながめとなります。 M31の中心から下の方にある円形の小さな星雲がM32で、中心の右ななめ上に見える楕円 形の星雲がM110です。戻る