炭焼小五郎の真名の長者の伝説を秘めて並ぶ60余体の磨涯仏は、日本における石仏の 代表的傑作とまでいわれる。堂が迫、ホキ、山王、古園、満月寺跡付近にわかれ、なか でも釈迦如来像を中心とする山王石仏、古園十三仏の中心、大日如来は石仏群中での傑 作である。
地獄めぐりへ
地下数百mから噴出する熱泥、熱湯が自然に池になったり、すさまじい噴気の
様子が地獄絵に似ているところから、地獄と名前が付きました。
海のように青く澄んだ熱湯と庭園内の大鬼蓮やフェニックス等の熱帯植物が珍
しい海地獄、赤土の粘土で池一面が真っ赤な血の池地獄、ゴウゴウと音をたて
て100度近い熱湯を吹き上げる竜巻地獄の間けつ泉、地表に坊主頭のような
粘土を噴出しては消える坊主地獄等があります。
今回は海地獄と血の池地獄だけしか見ることができませんでした。
越後の人、禅海和尚は仏道の修行のため回国行者となって諸国を巡り、 亨保の頃この地に来ました。たまたま山国川沿いの岸壁にかかる桟道で 足を踏みはずして墜死する惨事を目撃し、仏道修行者としてこの危難を とりのぞき衆生救済の門を開こうと大岸壁にむかって槌をふるいはじめ た。ひがん30年、岩をも徹す禅海和尚の不動心はついに342mにお よぶ墜道を貫通させたのです。
全国八幡宮の総本社で伊勢神宮に次ぐ屈指の名社。国宝の本殿と朱の回廊、 白玉の庭と新緑のコントラストは壮麗さに加え実に鮮やかである。
富貴寺は養老二年に仁聞大師の開基と伝えられ、国宝・大堂は西国唯一の 阿弥陀堂であり、九州最古の和様建築物です。内陣中央には本尊阿弥陀如 来像が安置され、堂内の壁画は日本四大壁画の一つに数えられています。 本堂石段下にある仁王像も国宝です。